エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
その頃実生活では妹が男に弄ばれたと泣きついてきた。

俺は探偵を雇いその男の実態を調べてもらった。

そこで名前が上がったのが鴨居明久だった。


親が繊維会社を経営しており、あいつは仕事よりも遊びに夢中なぼんぼんだった。

羽振りがいいだけで中身は最低な男に、妹はいいように遊ばれた。

もちろんあんな男にのぼせていた妹にも非はある。

だが、あいつには妹意外にも複数の女性と関係を持っていた。

それが2年前のこと。

現在妹はアメリカ人の弁護士と結婚して幸せに暮らしている。


だが半年前偶然立ち寄ったバーに泉たちがやってきて、婚約者の存在を知った。

男っ気がなかった泉にそんな男性がいたことに正直ショックだった。

実は父親からそろそろ戻って会社の経営に携わってほしいと言われていた。

そのタイミングを見計らって泉に自分の気持ちを伝えようと思った矢先の出来事だった。
< 129 / 175 >

この作品をシェア

pagetop