エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
自由席の一番前の席を確保した。
洋介さんは早速パソコンを取り出し仕事を始めた。
私は、支度でバタバタしていたのでおにぎりを握って持ってきた。
それをバッグから取り出すと、横から手が出てきた。
「食べたいんですか?」
「……食べたい」
こんなことだろうと思い多めに握ってきたのだ。
だが手に乗せようとすると拒むように受け取ってくれない。
「いらないんですか?」
食べたいと言ったのは単なる社交辞令だったのかと思いもう一度おにぎりを差し出すが洋介さんはパソコンの画面を見ながら真顔で「食べさせて」と言った。
「え?私がですか?」
「両手使ってるから食べられない」
真面目に答える洋介さん。
「……わかりました」
私はラップで巻いたおにぎりを洋介さんの口に近づける。
するとパソコンの画面を見ながら顔を寄せおにぎりをパクッと食べた。
こういうことをしたのは初めてで、タイミングがわからない。
食べている途中で差し出すのも急かしてるみたいだし……。
だけど洋介さんは同じように正面を向いたまま口を開け私に寄ってくる。
でも……なんかこういうのいいなと思ってしまう。
それは相手が明久さんではなく洋介さんだから?
洋介さんのことが好き
律ちゃんに指摘されてから、なるべく考えないようにしていた。
だってもし好きになったら……この関係は終わってしまう。
本気にならないから契約を結んだ。
好きになっちゃダメ。
だけど気持ちを偽ってでも、もう少し洋介さんと一緒にいたい。
そう思ってしまった。
洋介さんは早速パソコンを取り出し仕事を始めた。
私は、支度でバタバタしていたのでおにぎりを握って持ってきた。
それをバッグから取り出すと、横から手が出てきた。
「食べたいんですか?」
「……食べたい」
こんなことだろうと思い多めに握ってきたのだ。
だが手に乗せようとすると拒むように受け取ってくれない。
「いらないんですか?」
食べたいと言ったのは単なる社交辞令だったのかと思いもう一度おにぎりを差し出すが洋介さんはパソコンの画面を見ながら真顔で「食べさせて」と言った。
「え?私がですか?」
「両手使ってるから食べられない」
真面目に答える洋介さん。
「……わかりました」
私はラップで巻いたおにぎりを洋介さんの口に近づける。
するとパソコンの画面を見ながら顔を寄せおにぎりをパクッと食べた。
こういうことをしたのは初めてで、タイミングがわからない。
食べている途中で差し出すのも急かしてるみたいだし……。
だけど洋介さんは同じように正面を向いたまま口を開け私に寄ってくる。
でも……なんかこういうのいいなと思ってしまう。
それは相手が明久さんではなく洋介さんだから?
洋介さんのことが好き
律ちゃんに指摘されてから、なるべく考えないようにしていた。
だってもし好きになったら……この関係は終わってしまう。
本気にならないから契約を結んだ。
好きになっちゃダメ。
だけど気持ちを偽ってでも、もう少し洋介さんと一緒にいたい。
そう思ってしまった。