エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
翌日、私はひたすら仕事をしていた。
担当している百貨店の担当者と電話での打ち合わせをしていた。
とにかく電話をしていれば洋介さんに声をかけられることはないと思ったからだ。
だが、お昼休憩のため屋上のベンチで弁当を食べていると私の前に大きな影ができた。
顔をあげると洋介さんが立っていた。
私はチラッと顔を見ると無視したまま黙々とお弁当を食べ続けた。
すると隣にどかっと座った洋介さんが私の作った卵焼きをパクッと口に入れた。
「あっ」
最後に食べようと、とっておいたのに……。
口を尖らせ洋介さんを睨んだ。
「やっとこっちを見たな」
そう言って卵焼きを持っていた親指をぺろっとなめながらニヤリと笑った。
こんな時でも何気ない仕草がカッコ良すぎて憎らしい。
だけど昨日のことがあってもし口を開いたら言わなくていいことまで言っていまいそうで私は再び視線をお弁当に戻した。
私の隣では洋介さんがわざとらしいほどのため息を吐く。
悪いがため息を吐きたいのは私の方よ。
「結婚もまだだというのに気が早いな」
担当している百貨店の担当者と電話での打ち合わせをしていた。
とにかく電話をしていれば洋介さんに声をかけられることはないと思ったからだ。
だが、お昼休憩のため屋上のベンチで弁当を食べていると私の前に大きな影ができた。
顔をあげると洋介さんが立っていた。
私はチラッと顔を見ると無視したまま黙々とお弁当を食べ続けた。
すると隣にどかっと座った洋介さんが私の作った卵焼きをパクッと口に入れた。
「あっ」
最後に食べようと、とっておいたのに……。
口を尖らせ洋介さんを睨んだ。
「やっとこっちを見たな」
そう言って卵焼きを持っていた親指をぺろっとなめながらニヤリと笑った。
こんな時でも何気ない仕草がカッコ良すぎて憎らしい。
だけど昨日のことがあってもし口を開いたら言わなくていいことまで言っていまいそうで私は再び視線をお弁当に戻した。
私の隣では洋介さんがわざとらしいほどのため息を吐く。
悪いがため息を吐きたいのは私の方よ。
「結婚もまだだというのに気が早いな」