陽だまりの中のきみへ
「そういえばねっ、こないだ入江先輩と出かけてきたんだあ」
鼻をかみ終わったのか、菜月は頬をぽっと染めてそんな話を始めた。
入江先輩は、私たちの1つ上の代で、すっごくモテる。菜月は中学時代から先輩を知っていたとかで、今では付き合ってる。
「詩音、相談乗ってくれてありがとねっ 」
相談ってのは、こないだ、受験生になる先輩を普通に遊びに誘ったりしていいのかって菜月が悩んでたのを、私に相談してきたときのことだ。
「いいよっ、またなんかあったらいつでも言ってよ?」
「ありがとっ!」
ほんとに、菜月は笑顔が可愛い。
初めて話したときも、笑顔があまり得意ではない私も自然と笑顔になるくらい。
「そろそろ戻ろーっ」と言って生徒会室に向かおうとする彼女に、「はぁーい」と返事して、後を追った。
……明日は、新入生の入学式だ。
鼻をかみ終わったのか、菜月は頬をぽっと染めてそんな話を始めた。
入江先輩は、私たちの1つ上の代で、すっごくモテる。菜月は中学時代から先輩を知っていたとかで、今では付き合ってる。
「詩音、相談乗ってくれてありがとねっ 」
相談ってのは、こないだ、受験生になる先輩を普通に遊びに誘ったりしていいのかって菜月が悩んでたのを、私に相談してきたときのことだ。
「いいよっ、またなんかあったらいつでも言ってよ?」
「ありがとっ!」
ほんとに、菜月は笑顔が可愛い。
初めて話したときも、笑顔があまり得意ではない私も自然と笑顔になるくらい。
「そろそろ戻ろーっ」と言って生徒会室に向かおうとする彼女に、「はぁーい」と返事して、後を追った。
……明日は、新入生の入学式だ。