優しい温もり【完結】
「なぁ。もしかして姫って昼間と夜とまったく雰囲気違ったりしないか?」
少し大樹に探りを入れてみる。
彼女”と”姫”が同一人物か・・・。
「まぁな。 外見は全くの別人だな。
いつも話してのが本当の美優。 さっき会ったのは、めいっぱい背伸びしてるかな。
でも、中身はお前が見たのが、素に近かったかな。
本当のあいつは・・・・・まだまだ幼くて、ほっとけない奴だよ。」
最後の言葉は、俺に聞かせるでもなく、遠い目をしながら呟いた。
やっぱり・・・・。
俺がいつも目で追っている彼女か・・・・・
っていうか、大樹の妹かよ・・・・散々自慢された妹。
さっきまで目の前にいた彼女は、大人っぽく、笑顔の素敵な女性だった。
しかし別れ際に一瞬見せた表情・・・・・それが昼間の彼女を思い出させた。
その表情を見るたびに、彼女のことが気になった。
自分では気づかぬ内に、彼女が俺の中にいた。
俺は無意識に惹かれ始めていた。
彼女は俺にまったく気づいていない。
少し淋しい気もするが・・・・俺もまた2つの顔を持っていた。
彼女を思い浮かべ
これから楽しくなりそうだと思っていた。
少し大樹に探りを入れてみる。
彼女”と”姫”が同一人物か・・・。
「まぁな。 外見は全くの別人だな。
いつも話してのが本当の美優。 さっき会ったのは、めいっぱい背伸びしてるかな。
でも、中身はお前が見たのが、素に近かったかな。
本当のあいつは・・・・・まだまだ幼くて、ほっとけない奴だよ。」
最後の言葉は、俺に聞かせるでもなく、遠い目をしながら呟いた。
やっぱり・・・・。
俺がいつも目で追っている彼女か・・・・・
っていうか、大樹の妹かよ・・・・散々自慢された妹。
さっきまで目の前にいた彼女は、大人っぽく、笑顔の素敵な女性だった。
しかし別れ際に一瞬見せた表情・・・・・それが昼間の彼女を思い出させた。
その表情を見るたびに、彼女のことが気になった。
自分では気づかぬ内に、彼女が俺の中にいた。
俺は無意識に惹かれ始めていた。
彼女は俺にまったく気づいていない。
少し淋しい気もするが・・・・俺もまた2つの顔を持っていた。
彼女を思い浮かべ
これから楽しくなりそうだと思っていた。