優しい温もり【完結】
―数分後

ちょっと待てよ。
さっき大ちゃん、ヨリくんのこと・・・・・店のオーナーって言わなかった?


お前の店のオーナー”・・・・・・オーナー・・・・・オーナー・・・・・


店内に響き渡るほどの音を立て
私はいきなり立ち上がり

「先月からお世話になっている村山美優です。
よろしくお願いします。」
彼に対し、深々とお辞儀をしていた。


「・・・・・・・」




「ブハハハハ・・・・・・・お前の妹最高!・・・・・・・アハハハ・・・・」
オーナーはお腹を抱え笑い出した。



「はぁ~・・・・お前は・・・・・とりあえず座れば・・。」
しばらくして呆れた大ちゃんの声が聞こえてきた。

・・・・・・私・・・何かやらかした?

不思議なまま私はとりあえず座りなおした。




「あははは・・・・」
まだ彼は机をバンバン叩きながら笑い転げていた。

「はいはい、頼。 その辺にしてやって。」
大ちゃんがすまなさそうに彼を見ていた。
私はただ黙って見ているしかなかった。

「だってお前よ・・・・・あははは・・・・あー腹痛て~。」
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