ホワイトデーに本命チョコを!

あー!もう!私、何やってんの!?


教室に残ってほしいって、まだ言えてない。


休み時間のたびに、声をかけようとしたけど、他の男子たちが彼の周りにいるし、恥ずかしくて声がかけられない。


あとは、5時間目と6時間目の間の休み時間しかない。


今は5時間目の授業中。


彼とまた同じクラスになれるか分からないんだから、頑張んないと…



いつも遅く感じる授業も、
この日だけは早く終わるように感じた。



もうすぐ、最後の休み時間が来てしまう。


声をかけないと……

< 2 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop