幸せの花束をもらった日に、あなたに愛してるを〜箱庭の少女と舞台俳優〜
「私、生きていていいのでしょうか?カレンにもう一度会っていいのでしょうか?」

「もちろんだよ。エヴァのしてしまったことは許されないかもしれない。でも、エヴァが心から後悔しているのを知っているから。エヴァには、生きていてほしいんだ」

シリウスがそう言うと、幼い子どものようにエヴァは泣き出す。そんなエヴァを、シリウスは優しく抱きしめる。

優しい鼓動が、シリウスの耳に響いた。







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