幸せの花束をもらった日に、あなたに愛してるを〜箱庭の少女と舞台俳優〜
番外編ニ 姫の口付け
「エヴァ、悪いんだけど稽古に付き合ってくれないかな?」
日曜日の午後、エヴァはシリウスに声をかけられる。シリウスの手には今度公演される予定の台本があった。
「ヒロインと絡むシーンが多くて一人だとなかなかうまくいかなくて……」
困ったようにシリウスは言う。エヴァはニコリと微笑んだ。
「私でよければお手伝いいたします」
「本当!?ありがとう!」
じゃあ、衣装に着替えてとシリウスから言われエヴァは首を傾げながらもシリウスから渡された衣装に着替えることとなった。
「エヴァ、とてもよく似合ってる」
そう微笑むシリウスは、白く美しい王子の衣装に身を包んでいた。衣装には銀の刺繍が施されている。
シリウスのこのような格好は何度も見たことがあるはずなのだが、エヴァは胸を高鳴らせた。そして、自分の着ている衣装を見つめる。
エヴァが着ているのは、花のたくさんついたピンク色のドレスだ。頭の上にはティアラも乗せられている。
日曜日の午後、エヴァはシリウスに声をかけられる。シリウスの手には今度公演される予定の台本があった。
「ヒロインと絡むシーンが多くて一人だとなかなかうまくいかなくて……」
困ったようにシリウスは言う。エヴァはニコリと微笑んだ。
「私でよければお手伝いいたします」
「本当!?ありがとう!」
じゃあ、衣装に着替えてとシリウスから言われエヴァは首を傾げながらもシリウスから渡された衣装に着替えることとなった。
「エヴァ、とてもよく似合ってる」
そう微笑むシリウスは、白く美しい王子の衣装に身を包んでいた。衣装には銀の刺繍が施されている。
シリウスのこのような格好は何度も見たことがあるはずなのだが、エヴァは胸を高鳴らせた。そして、自分の着ている衣装を見つめる。
エヴァが着ているのは、花のたくさんついたピンク色のドレスだ。頭の上にはティアラも乗せられている。