幸せの花束をもらった日に、あなたに愛してるを〜箱庭の少女と舞台俳優〜
エヴァは申し訳なさそうに答える。アイヴィーはそんな様子を見て、髪飾りを元の場所に置いた。

「なら、髪飾り以外のアクセサリーを見ましょう」

アイヴィーは微笑み、ネックレスやイヤリング、ブレスレットにブローチなどたくさんのアクセサリーをエヴァに当てていく。そしてここでもたくさん買った。

「さて、そろそろご飯を食べましょうか」

「はい」

アイヴィーは笑い、おすすめのお店へ連れて行くことにした。



お昼ご飯は、パスタがおいしいお店で食べることにした。

「歩きっぱなしで疲れたわ〜。でも楽しい！」

アイヴィーがそう笑うと、エヴァは「たくさん買っていただき、ありがとうございます」と頭を下げる。しかし、その顔には疲れなどは一切見えない。

「私はアイヴィーさんのものを少ししか買っていません」

「気にしなくていいの！私がしたくてしてるんだし！」

そして、午後にどのお店を行こうか話しているとパスタが運ばれてきた。アイヴィーは春菊とツナのクリームパスタを、エヴァはトマトとエビのパスタを頼んだ。エヴァのパスタはアイヴィーが勧めたものだ。
< 44 / 190 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop