幸せの花束をもらった日に、あなたに愛してるを〜箱庭の少女と舞台俳優〜
「エキドナ?」
バージルが紋章に描かれた上半身が美女、下半身が蛇で背中に翼の生えた怪物の名前を言うと、相手が一瞬怯んだ。その隙をバージルは逃さず蹴りを入れる。
「クソッ!相変わらず化け物のように強い……」
兵士らしき人物たちは、戦い続けるエヴァを見て呟く。バージルは訳がわからなくなった。一体、この人物たちとエヴァがどのような関係があるのか知りたくてたまらない。
「警察だ!!何をしている!!」
エヴァとバージルが戦っていると、大声が聞こえてきた。警察が来たことに兵士らしき人物たちは驚き、慌てて仲間を連れて立ち去っていく。エヴァが後を追いかけようとしていないので、バージルもその場で立ち止まり、乱れた呼吸を整えていた。
「こんな風に戦ったのは久々だ」
バージルがそう言うと、「とてもお強いのですね」とエヴァは微笑んでいる。その息はあまり乱れていない。
「エヴァ、お前は一体ーーー」
バージルが訊ねようとした刹那、「エヴァ!バージル!大丈夫?」とアイヴィーが走ってきた。その後ろには、かぐやにシリウス、ケイリーもいる。
バージルが紋章に描かれた上半身が美女、下半身が蛇で背中に翼の生えた怪物の名前を言うと、相手が一瞬怯んだ。その隙をバージルは逃さず蹴りを入れる。
「クソッ!相変わらず化け物のように強い……」
兵士らしき人物たちは、戦い続けるエヴァを見て呟く。バージルは訳がわからなくなった。一体、この人物たちとエヴァがどのような関係があるのか知りたくてたまらない。
「警察だ!!何をしている!!」
エヴァとバージルが戦っていると、大声が聞こえてきた。警察が来たことに兵士らしき人物たちは驚き、慌てて仲間を連れて立ち去っていく。エヴァが後を追いかけようとしていないので、バージルもその場で立ち止まり、乱れた呼吸を整えていた。
「こんな風に戦ったのは久々だ」
バージルがそう言うと、「とてもお強いのですね」とエヴァは微笑んでいる。その息はあまり乱れていない。
「エヴァ、お前は一体ーーー」
バージルが訊ねようとした刹那、「エヴァ!バージル!大丈夫?」とアイヴィーが走ってきた。その後ろには、かぐやにシリウス、ケイリーもいる。