幸せの花束をもらった日に、あなたに愛してるを〜箱庭の少女と舞台俳優〜
「さっきの警察はシリウスが演じたんだ!」
「エヴァ、バージル、大丈夫?」
ケイリーが言った後、シリウスがエヴァとバージルを交互に見つめた。エヴァは「ご心配には及びません」と微笑み、バージルも「俺も無事だ。元軍人を舐めるな」と笑った。
「本当にあの人たちは何が目的だったのでしょうか?」
かぐやが兵士らしき人物たちが去っていった道を見つめる。街はかなり破壊され荒れていた。
「あいつらの紋章も見たことないものだったしな。何者かさっぱりわからん」
バージルがそう言うと、「どのような紋章でしたか?」とかぐやが訊ねる。バージルは「エキドナ。神話に登場する怪物だ」と告げると、かぐやは考え始めた。それをバージルたちは黙って見つめる。
「一つだけ、思い当たる宗教団体があります。そこの紋章が確か、エキドナだったかと……」
「宗教団体?」
エヴァ以外が全員口にする。かぐやは一人一人の目を見て言った。
「その宗教団体の名前は、エデンだったかと……」
その刹那、エヴァの深い青の瞳が見開かれた。
「エヴァ、バージル、大丈夫?」
ケイリーが言った後、シリウスがエヴァとバージルを交互に見つめた。エヴァは「ご心配には及びません」と微笑み、バージルも「俺も無事だ。元軍人を舐めるな」と笑った。
「本当にあの人たちは何が目的だったのでしょうか?」
かぐやが兵士らしき人物たちが去っていった道を見つめる。街はかなり破壊され荒れていた。
「あいつらの紋章も見たことないものだったしな。何者かさっぱりわからん」
バージルがそう言うと、「どのような紋章でしたか?」とかぐやが訊ねる。バージルは「エキドナ。神話に登場する怪物だ」と告げると、かぐやは考え始めた。それをバージルたちは黙って見つめる。
「一つだけ、思い当たる宗教団体があります。そこの紋章が確か、エキドナだったかと……」
「宗教団体?」
エヴァ以外が全員口にする。かぐやは一人一人の目を見て言った。
「その宗教団体の名前は、エデンだったかと……」
その刹那、エヴァの深い青の瞳が見開かれた。