幸せの花束をもらった日に、あなたに愛してるを〜箱庭の少女と舞台俳優〜
ミルクティーを入れ終えた後、シリウスはエヴァにマドレーヌを勧める。エヴァはあまり食べない。そのためか誰よりも体が細い。
「ありがとうございます。しかし、人は食べている時は無防備になりますので……」
「まるで軍人じゃない」
申し訳なさそうに言うエヴァに、かぐやが笑って言う。しかし、その言葉にはどこか棘があるようにシリウスは感じた。
シリウスはせっかくのティータイムを楽しもうと、ミルクティーをもう一度飲む。かぐやの淹れてくれる紅茶はやはりおいしい。紅茶を飲むと、もやもやした気持ちも自然と消せる。
「シリウス様、お楽しみのところ申し訳ありません!」
その時、中庭に使用人が走ってきた。シリウスは「どうしたの?」と訊ねる。使用人は呼吸を整え、言った。
「旦那様と奥様がお帰りになられました」
「えっ!?帰ってくるなんて連絡、何も聞きていないんだけど!!」
使用人の言葉にシリウスは驚く。エヴァが不思議そうな顔をしていたので、シリウスは言った。
「ありがとうございます。しかし、人は食べている時は無防備になりますので……」
「まるで軍人じゃない」
申し訳なさそうに言うエヴァに、かぐやが笑って言う。しかし、その言葉にはどこか棘があるようにシリウスは感じた。
シリウスはせっかくのティータイムを楽しもうと、ミルクティーをもう一度飲む。かぐやの淹れてくれる紅茶はやはりおいしい。紅茶を飲むと、もやもやした気持ちも自然と消せる。
「シリウス様、お楽しみのところ申し訳ありません!」
その時、中庭に使用人が走ってきた。シリウスは「どうしたの?」と訊ねる。使用人は呼吸を整え、言った。
「旦那様と奥様がお帰りになられました」
「えっ!?帰ってくるなんて連絡、何も聞きていないんだけど!!」
使用人の言葉にシリウスは驚く。エヴァが不思議そうな顔をしていたので、シリウスは言った。