結ばれる運命だから

「悠香。」

と言って キスをする俊樹。

食事の途中なのに。


「……っん。」

私も 甘く 応えてしまう。


熱く長いキスの後 唇を離した俊樹は

「悠香 ここで食べて。」

と私を あぐらの間に 包み込む。


「ううん…」

私は 体が熱くて とても 食事なんかできない。

首を振って 体を回し そのまま 俊樹と向き合った。


「こら。こっち向いたらダメ。」


そう言う俊樹に 首を振り

私は もう一度 唇を重ねた。



< 109 / 175 >

この作品をシェア

pagetop