結ばれる運命だから
食事の後 コーヒーを飲みながら 私達は 寄り添って話す。
「私ね。ずっと俊樹のこと 考えていて。どうかしちゃったかも。」
私は 俯いて言う。
「いいよ。もっと考えて。」
俊樹は また私の 頭を撫でる。
「こんなこと 初めてなの。私 本当は すごく重い女かもしれない。」
俊樹の胸に寄り掛かり 上目使いに 俊樹を見る。
「いいよ。俺 力あるから。もっと重くても 支えられるし。」
俊樹は クスッと笑う。
私も つられて笑ってしまう。
「実は 俺も。悠香には 独占欲で いっぱい。」
と言って 私の頭を 胸に抱き寄せた。