結ばれる運命だから

次に 目を覚ましたのは 俊樹。


優しく 私の体を まさぐる感触で

私も 目を開ける。


「フフフ。はるか。」

俊樹は 笑顔で 私を見つめる。

「起きていたの?」

私が聞くと 俊樹は 甘く頷いて

「悠香が 近くにいたら 眠れないよ。」

と言った。


私は クスクス笑ってしまう。

だって さっきは すごく良く 眠っていたから。


「ンッ?」

という目で 俊樹が 私を見るから

私は 小さく 首を振る。

『 なんでもない 』

と言う意味で。



それよりも 私は 俊樹の変化が 気になっていて。

何も 身に着けずに 眠ってしまった私達。


「俊樹?」

私が 少し 責める目を向けると


「我慢なんて 無理。」

と言って 俊樹の唇が 落ちてくる。



甘い朝は 甘い一日の 始まり。



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