結ばれる運命だから
23

ゆっくり起きて。

順番に シャワーを浴びて。


私が 朝食の準備を始めると

俊樹も 近くに来て 後ろから 私を抱き締める。

「俊樹。やりにくいよ。」

半分 振り返って 私が言うと

「いいの。このまま やって。」

と俊樹は 私の頭を撫でる。


「はい。」と

切ったトマトを 俊樹の口に 入れてあげる。


「はるかー。」

と、俊樹は 私を抱く腕に 力を込めた。

< 131 / 175 >

この作品をシェア

pagetop