結ばれる運命だから

「すいません、木村さん。悠香の彼氏、俺なんで。」

来てくれたのは 俊樹だった。

しかも ここで 公表しちゃう ⁉


「えー。そうなの。” 悠香 "って。」

木村さんは 驚いた顔で 私達を見る。

「そういうことなので。誘わないで もらえますか。」

私の隣に来て 肩を抱く 俊樹。

ちょっと。それは マズくない?

一応 社内だし。


私の心臓は 破裂寸前。


「えー。ごめん。わかった、わかった。」

そう言って 木村さんは 給湯室を 出て行った。




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