結ばれる運命だから

務は 卒業後 千葉県に帰って

実家の 建設業を 継いだらしい。


俊樹の連絡に ノリノリで。

明日にでも 会いに来そうな 勢いだったと 俊樹は笑う。


「ねぇ。俊樹。務君に どんな秘密 握られているの?」

私は やっぱり 聞いてしまう。


私達が 再会するまでの時間。


俊樹は 何を思い、どんな 生活をしていたのか。



過ぎた日のことなんて どうでもいいと思っても。

やっぱり 気になるから。


「秘密じゃないよ。大丈夫。悠香は 気にしなくても。」

俊樹の返事は よくわからなくて。


首を傾げる私を 俊樹は 笑って見ていた。





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