結ばれる運命だから

務が 用意してくれた たくさんの花火。

全部 終わる頃には すっかり4人 打ち解けていた。



「ねえ。もう帰るとか 言わないよね?」

花火を片付けながら 務は聞く。

「まだ8時だよ?」

俊樹も 私の顔を 覗き込む。



礼奈は 私の顔を見る。私が頷くと

「私達の部屋に来る?」

と礼奈は言う。



「いいの? じゃ、コンビニで 飲み物買って行こう。」

と務は 嬉しそうに答える。


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