結ばれる運命だから
海から帰ってすぐに 私は 慎吾と別れた。
俊樹と過ごした一夜が 鮮烈な思い出過ぎて。
慎吾の 子供じみた独占欲に 私は 我慢できなくなった。
予想外に あっさりと 別れを受入れた慎吾。
きっと慎吾も 私との付き合いに 疲れていたのかもしれない。
100%を求める慎吾と 自分の時間を 優先したい私。
上手くいくはずがなかった。
慎吾だったから、
私は 自分の全てを 向けられなかったのか。
本当に好きになれば
私でも 相手の為に 自分の全てを 向けられるのか。
その後 恋をしていないから。
私は まだ わからない。