18歳で父になった。
「ぁっ…ん〜…」
控えめな声を、それでも推し殺そうとする恋雪が可愛くて何度も口付けを落とす。
「あっ…はぁ…好きだよ紫苑くん」
「恋雪」
「幸せ、私すごく…幸せだよ」
そんな健気な言葉を懸命に伝えてくる恋雪が可愛くて仕方ない。
恋雪と一緒になれたらきっと幸せだ。
でも……俺はそんな気持ちを振り払うように恋雪とのまぐわりをより一層強めた。
「ずっと好きでいてくれ」
なんて自分勝手なことを言っているんだろう。
そんなのは自分でもわかるが、そんな言葉が出てきたのだ。
恋雪は蕩けてふやふやになった顔で一生懸命に頷いてくれた。
「私だけは…ぁっ…ずっと紫苑くんのこと…大好きだよ…んっ」
「ありがとう」
小さな声で喘ぐ恋雪をもっともっと声を聞かせて欲しい。
そばにいて欲しい。
そんな強欲な欲望のまま俺はに恋雪を攻め続けたのだった。