18歳で父になった。
俺の言葉を聞いた柚子葉はキョトンと目をぱちくりさせた後、すぐにキラキラと輝かせた。
「やったー!!!やっと一緒だねママ!!」
「うん!ずっと一緒にいられるよ」
「嬉しい!!パパありがとう!!大好き!」
柚子葉は今にも飛び跳ねないくらいの勢いで喜んでくれたからこっちも嬉しい。
本当に可愛いわが子に俺はベタ惚れだ。
「早く誕生日にならないかな〜!」
「もう6歳だもんな」
「そうなの!柚子葉お姉ちゃんなの!
だから妹が弟がほしい!!」
おっと。
また柚子葉の妹が弟欲しい発言が来た。
前もそんな話して何とか誤魔化したよな。
「ママとパパ仲良しだから妹が弟出来るよね?
保育園の先生が言ってた!」
「うーん」
そうは言われてもなぁ…。
確かに柚子葉が6歳になるし、年の差的には遅すぎるような気もするがまだな…。
俺が困っていると、恋雪が柚子葉の頭を撫でた。
「いつか、きっとできるよ
気長に待とうね」
「うーー、早くしてね?」
「あはは、そうだねぇ」
頬をふくらませてお願いする柚子葉は可愛い。
いつかは結婚して子供を考えていないわけじゃないんだけどな…。