歌い手、なりませんか?
「よし!とりあえず揃ったな。俺たちは国籍はバラバラだ。そんな俺たちは一つのチームになって歌で世界を変えていきたい!そこに、新たなメンバーが加わることになった。それが、日本出身の奏葉だ!」

リアムが奏葉を紹介し、クララ以外は拍手をして「よろしく〜」と言う。奏葉は「ちょっと待って!私、歌い手なんてしてない!」とリアムを止めた。

「歌い手したなくてもいいよ。チーム専属の歌手ってことで」

「でも!」

「とりあえず自己紹介しよう」

リアムはそう言い、眩しいくらいの笑顔を見せる。

「俺はリアム・テイラー。歌い手名はOlive。ギターと歌が好き!よろしく!」

次にクララが立ち上がる。そしてお辞儀をして口を開いた。

「クララ・イザークです。歌い手名は琴と言います。ピアノも弾けます。よろしくお願いします」

次に立ち上がったのは、クシャクシャの黒髪をした不思議な雰囲気の男の子だ。

「エリエス・サン。チュニジア出身。歌い手名はE。こう見えてフルートが得意よ。よろしく〜」
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