初恋は委員会とともに
日曜日の誘い!?
「それはきっと恋だよ。」

そんなことを言われてから、1ヶ月程度、もう夏になった。あんなことを言われたせいもあるのか、次の日から光輝さんに会うとドキドキして仕方がなかった。 これが好きってことなの?これが恋なの?心臓もたないよー!戸惑う私と反対に認めてきている私もいた。会うと、話してると嬉しくてドキドキする。他の人では感じたことのない気持ちだったから。

「私、本の整理してくる!」
「おう。分かったよ。」
あー。やばい。無理。2人でカウンターにおるのさえきつくなってきた。心臓がうるさくて聞こえてないか心配で... もう!なんでこんな時に限って麻耶生徒会なのー?ほんとどうしたらいいの!
「おーい。あっ。いたいた。鍵閉めるぞ。」
「あっ。うん。分かった。」
びっくりしたー!ってかもうそんな時間なのかー...まともに喋れなかったな...
「あっ!そういえばお前、今週の日曜予定入れんなよ。」
「え!?なんで?」
「なんでってそれは...一般の人とかが借りにくるからだよ。俺ら次やらないとなんだって。先生にこの前言われた。だからぜってー予定入れんなよ!入れて逃げたら覚えとけよ。」
「わ、わかりました。」
「よし!やべっ!早く戻んねーと次の授業遅れる!」
なんだ。びっくりした。遊びに誘われるのかと思った。やばい。ちょードキドキしてる。
あの言い方はずるくない!?あんなの言われたら一瞬期待しちゃったじゃん!
        ・


「ってことが今日あったの!もうやばかった!びっくりしたもん!」
「へー!よかったじゃん!一般の人くるんかー。大変やね。意外と人くるからなー。頑張ってね!2人で♡」
「恥ずいからやめて!ってか麻耶来てくれないのー?」
「わざわざ休日にどうして行かなきゃダメなの?」
「だって...心細いし、それに大変なんでしょ?手伝ってよー!お願い!!」
「はぁー。今度行きたいカフェあるからそこでパフェ奢ってね!」
「うん!やったー!ってか制服でいかなあかんのかな?」
「一応委員会だからね。私は関係ないから私服で行くけど。」
「そっかー...」
「かわいい私服で行って光輝さんにかわいい、って言ってもらいたかったなー。でしょ?笑笑」
「は?別にそんなんじゃないし!」
「はいはい笑 じゃあ日曜迎え行くわ笑」
「来なくてもいいよー!」
「いいの?行かないと朝からなのに昼頃から行く羽目になるのだーれ?まぁ、私はいいんだけどね?笑」
「ごめんなさい。来てください。」
「よろしい。笑 じゃあね!」
「うん。バイバイ!」
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