初恋は委員会とともに
ライバル誕生!?
結局あれから麻耶と光輝さんは仲直りして、
いつも通りの毎日になった。あれから私の気持ちもなぜか変わらず、光輝さんを好きなままなのだが...

秋も終わりそうな頃、私はある問題を抱えていた。
「寧々?どうしたの?そんなしかめっつらして。」
「麻耶ー!どうしよ?最近あんまり話せてないの...」
「光輝さんと?毎週図書室で委員会やってるから話すでしょ?」
「それがね... 最近2人の子がずっと光輝さんと喋ってるの!図書室でも!」
「おー。ライバルかな?」
「わかんないけど...でも、1人は多分そう。」
「へぇー。まあ話してよ!」
「1人目は...
黒木 里奈。光輝さんとは同じクラスで、サッカーのマネージャーやから仲もいいみたい。最近結構図書室に来て話してる。かわいいし、勉強もできるから、図書室でもよく光輝さんの課題教えたりしてる。」
「へぇー。なるほどね。(ってか光輝さん図書室で課題やってんの?ほんと寧々みたい笑) 2人目は?」
「2人目は...
沼田 春。うちらと同級生。吹奏楽部でとにかくかわいいの。この子はこの前、「私、光輝さんのこと好きになっちゃって、どんな人好きかな?寧々ちゃん図書室で一緒に委員会やってるでしょ?知らない?また相談乗って〜!お願い!」って言いに来たから確実だと思う。ここ最近よく来ては光輝さんと話してるかな。」
「ふーん。春ちゃんもかー... 春ちゃんはやっかいかもなー。」
「ねぇー。どうしよー!」
「春ちゃんに私も光輝さんが好きとは言わない方がいいと思う。まあ、光輝さんうちらのこと嫌いじゃないと思うから話しかけてはくれるやろ。好きなんだったら諦めないことは重要だよ。」アドバイスになってなくね?笑
「まあ、分かった。ところでさ。麻耶の好きな人って...」
「もう授業始まるから早く行こう!」
「えっ!あっうん!」また聞けなかった。ってか聞く隙を与えてくれないな...

私はそれからも諦めることなく、話した。光輝さんも結構話しかけてくれるようになって、幸せな日々を送っていた。
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