元最強女総長は甘くない。
「あっ、そろそろなんじゃない!?」
鈴菜が周りを見て楽しそうにしている。
鈴菜が楽しいならいいか。
まぁとりあえずボロさえ出さなければなんでもいいんだ。
私は過去の私を捨てたんだから。
周りの声がさっきよりも断然大きくなる。
さて、そろそろなのかな。
そう思った時。
ブォン、ブォーン!!!
大きなバイク音がその場に響く。
「「「「きゃぁぁぁああ!!!」」」」
な、なんという黄色い歓声なんだ……。
相当女子人気があるんだな、この暴走族は。
「みんな!久しぶりーっ!」
1番初めにここに着いた1人がここにいる女子に話しかける。