元最強女総長は甘くない。




「…なんでいるんですか」




そこにはなぜか家の前で段差に腰かけた紅狼の如月がいた。




「なんでって今日お前が呼び出しで来なかったからに決まってんだろー?こっちだってジャン負けで俺になったんだよー」




来たくないなら来なくてよかったと思うんだけど。




「なんの用か知らないけど帰ってくれない?」




「まあまあそんなこと言わずに」




どーせ入れとか勧誘の類いでしょ?




見え見えなのよあんたたちは。




「迷惑なだけ」




正直今日も普通に疲れてるから早く寝たいし早く夜さんと話したい。




「ひでぇ」




そんなことを言いながら軽く笑う如月。




「どいて、入るから」




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