元最強女総長は甘くない。
全く反省してないじゃない。
ほんとに大丈夫かな、この子……。
心配になってくる。
「とにかく!こんなの最初で最後なんだからね!?」
「わかってるよ、一緒に来てくれてありがとう」
鈴菜は憎めない可愛らしい笑顔を見せた。
あー、もう。
こういう所が無意識に男を引き寄せてるんだって。
今日の鈴菜を連れていった男だって、鈴菜に惚れてもらっちゃ困るんだから!
ていうか、私が許さない!
暴走族なんてやつらに……なんて私が言えた口じゃないけど、そんな人達に鈴菜を任せたりなんて出来ない!
鈴菜は私が守らないと……。