元最強女総長は甘くない。
帰路について、家が近くなった頃に私はあることに気づいた。
っ……!?
大事にカバンに付けていたお気に入りのキーホルダーがない!?
嘘……信じられない。
あれはあの人からもらった大切なものなのに……。
……探そう。
私は歩いてきた道を引き返した。
どこだろう、一体いつ取れたんだろう。
キョロキョロと見回しながらさっきまでいたところに着いた……ってあれ?
まだバイクがとまってる……?
でも確かにさっき帰っていってたはず。
戻ってきたってことかな?
って、そんなことはどうでもいい!
早くキーホルダーを見つけて帰らなきゃ。