元最強女総長は甘くない。
「えー……と?」
「あぁ、こんなの知ってもここに長居したりしないでよ。迷惑だから」
千歳さんも……なんか冷たい気が。
ていうか、自意識過剰すぎない?
自分たちどれだけ人気だと思ってるの。
私はこれっぽっちも興味ないのに。
「そんなどうでもいいこと、するわけないですよ。そんなことよりキーホルダー知りませんか?宝石みたいにキラキラした……」
私の言葉に絶句してる紅狼の人達。
私おかしいこと言ったっけ。
「あの、聞いてます?」
「……あ、あぁ。キーホルダーね、ちょっと見てないけど」
何故かぎこちなく対応してくれる千歳さん。
「そうですか……」