元最強女総長は甘くない。
嫌な再会
「ん……んぅ」
カーテンの陽の光で目が覚める。
あれ…私あの後すぐ寝ちゃったのか。
眠りに付けない気がしてたんだけど気のせいだったみたい。
「はぁ……」
しんどい、学校に行きたくない。
久しぶりにこんなこと思った。
悩み事なんて全然無かったのに昨日の今日でこのザマだ。
全部紅狼のせいだ、と擦り付けたくなる。
まぁ擦り付けるも何も紅狼のせいなんだけど。
さて……どうやって断ろうかな…。
昨日の様子を見た限り、しつこそうなんだよねあの人たち。
多分1回断ったくらいじゃ振り切れないと思う。
ていうかなんなら意見をねじ曲げられそうで怖い。