元最強女総長は甘くない。





「それとこれとは違うのっ!」




まぁ、一瞬見て帰るだけならいいか。




「……わかった。そのかわり、見たらすぐ帰るからね?」




「えっ!いいの!?やったぁー!!」




鈴菜は目を輝かせている。




まぁ、人って自分には縁のないものにひどく興味を惹かれるものだしね。




だから、私はそんなに気にならないのか。




まぁたまにはいいか。




でも暴走族によっては激しくて、周りに被害がいく外道なんかもいるから注意するに越したことはない。




どんな暴走族かな。




できるだけ大人しめで、なおかつしっかりした暴走族でありますように。




そんな呑気なことを考えていた私は油断していた。




このことがきっかけで面倒なことになるなんて、夢にも思わなかった。




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