元最強女総長は甘くない。
これが暴走族?
学校の授業を終えた私たちは早々に学校を出た。
「えーっと、どこでやるんだったっけ」
「え?ちょっとしっかりしてよ?私わからないんだよ?」
この子はたまーに抜けてるところあるから気が抜けない。
「えへへ、ごめんごめん。大丈夫だよ、確かこっちにある道をそのまままっすぐ進んだら……」
「きゃぁーっ!!」
急にガヤガヤとうるさくなった。
見ると、そこには暴走目当てかすごい人数がたまっていた。
「へぇ、すごいんだね、暴走族って」
さも知らないかのように言ってみせる。
「だよねっ!ますますどんな感じなのか気になってくる!!!」