元最強女総長は甘くない。

暴走族の姫





眠りの中、悪夢を見た。




元メンバーたちに責め立て、殴られ蹴られる夢。




夢の中での私はいつでも謝っていた。




だけど元メンバーたちは私の言葉なんて聞こえていないように暴力を振るい続ける。




だけど私は身体なんて全く痛くも痒くもなかった。




痛かったのは心だった。




暴言を浴びせられて辛いというのもある。




だけどそれよりも暴言を吐かせてしまうようなことをした私がいたことが辛かった。




いっそのこと殺してくれた方がいいとさえ思うこともあった。




だけど死ねない。




そんな夢を見た。




起きると私は泣いていた。




私に泣いていい理由なんてないのに。




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