短編小説集 (恋愛)
「あっ、あのね! 確か一緒にいなかったよ! そんなこと気になっちゃうんだー? 涼くん意外! 私も——」

「ごめん、(教えてくれて)ありがとう! 俺ちょっと若菜のとこ行ってくるわ!」






話を聞いているのがだんだん億劫(おっくう)になってきて、そんなふうに会話を切り上げた。







「あっ…いってらっしゃ…って…。ちょっと涼くーん⁉︎ まだ授業残ってるよー⁉︎」






「あっそうか…」






完全に忘れてたけど…。






ってことは今は若菜も学校か…。








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