短編小説集 (恋愛)




逆にどうやって気づかないようにできるんだよー⁉︎






「ありがと由真くん。でも嬉しくなんてないよ」








耳に髪をかけながら彼女は言う。






髪を耳にかけるのは彼女の癖だ。





無意識すぎて気づいていないだろう。






でも僕にとっては。



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