短編小説集 (恋愛)


「え…涼くん、大好きだよ?」




なんだかなかなか見れない彼の照れ顔がもっと見たくて意地悪に上目遣いで見つめると彼は「もう先輩には敵いません…!どうなっても知りませんよ?」と言った。




「ど…どうするの?」




「えと…か、彼女!彼女にしちゃいます!」




照れた彼は私にとって最高の立場をプレゼントしてくれた。



なんで、咲真くんのことが好きだって勘違いしてたんだろう…。こんなに好きなのに。




今日という宝物を胸にしまって、私達は彼氏と彼女という新しい関係を始めた。



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