俺がしあわせにします
「大体しつこいよね、俺。和奏さんにとっては、ただの優秀な部下、それ以上でもそれ以下でもないのに。プライベートに割り込んでくるし、頼んでもいないのに説教するし。ほんとありえないよね。本気の恋愛なんて、もう嫌なのに、本気で近づかれても迷惑千万なんだっつの。あーあ!馬鹿みたいだよ。こんなに振り回されても何にも進展しない。俺のこと思って言ってるってわかったときは、ダメでも少し嬉しかったのに。部長と終わってないってわかったら、なんかムカついてくるし、それでもやめることも進むこともできない自分にイライラするし、ほんと馬鹿過ぎてっ」
「ちょっとストップ!落ち着けって!!」
自嘲気味に喋りまくる俺を椎名さんが止めた。
「落ち着いてますよ」
「だったら、ヤケになるな」
ううっ!これは否定できない。
ほぼヤケクソだ。
「落ち着けよ。試合放棄するつもりか?」
「ちょっとストップ!落ち着けって!!」
自嘲気味に喋りまくる俺を椎名さんが止めた。
「落ち着いてますよ」
「だったら、ヤケになるな」
ううっ!これは否定できない。
ほぼヤケクソだ。
「落ち着けよ。試合放棄するつもりか?」