からふる。~第4話~
立ち上がり、振り返った...のだが。
目が合った瞬間ドクンと胸が鳴った。
か、か、か、かかっ、カッコいい...。
海よりも鮮やかな青色の髪、青空のように透き通った青い瞳...。
この世のものとは思えないほど美しい。
そう...アクアマリン。
家にあったお母さんの誕生石のような男性。
私は頭も体も動かなくなった。
「俺の色を身に付けてくれるなんて嬉しいよ、紗彩」
さ、さ、紗彩...。
さっき会ったばかりなのに呼び捨て...。
だけど、なんか悪くない。
むしろ、良い。
なんだ、このほのかに甘い感じ。
暑すぎて熱出ちゃったとか?
いやいや、そんなわけ...。
「可愛すぎてしんどい。俺の心をそんな簡単に奪わないでよ」
「いやっ、えっと...その...」
「このまま食べちゃいたいくらい。だけど、なんか嫌な予感するから真面目に学校に行ってくるね」
「あっ、はい...。い、行ってらっしゃいませ」
「ふふっ、ほんと可愛い。じゃあ、行ってきます」
そう言って頭にポンと手を乗せ、彼は行ってしまった。
青波凪砂先輩、だよね?
一体何者?
目が合った瞬間ドクンと胸が鳴った。
か、か、か、かかっ、カッコいい...。
海よりも鮮やかな青色の髪、青空のように透き通った青い瞳...。
この世のものとは思えないほど美しい。
そう...アクアマリン。
家にあったお母さんの誕生石のような男性。
私は頭も体も動かなくなった。
「俺の色を身に付けてくれるなんて嬉しいよ、紗彩」
さ、さ、紗彩...。
さっき会ったばかりなのに呼び捨て...。
だけど、なんか悪くない。
むしろ、良い。
なんだ、このほのかに甘い感じ。
暑すぎて熱出ちゃったとか?
いやいや、そんなわけ...。
「可愛すぎてしんどい。俺の心をそんな簡単に奪わないでよ」
「いやっ、えっと...その...」
「このまま食べちゃいたいくらい。だけど、なんか嫌な予感するから真面目に学校に行ってくるね」
「あっ、はい...。い、行ってらっしゃいませ」
「ふふっ、ほんと可愛い。じゃあ、行ってきます」
そう言って頭にポンと手を乗せ、彼は行ってしまった。
青波凪砂先輩、だよね?
一体何者?