はやく俺のモノになればいいのに
「俺はモモを繋ぎ止める術は知っていても。あの子を納得させられる答えは用意できない」
「すみません。意味が、よくわから……」
振り返ろうとして、キスで口をふさがれた。
不意打ちすぎる。
だけど、わたしは待っていた。
ユキさんがこうしてくれるのを。
「やっぱり息止めてる」
クスッと笑うと頭を撫でられた。
「……ユキさんは」
どういうつもりで、わたしに――……
「明日学校ないし。ずっと一緒にいようよ」