はやく俺のモノになればいいのに
週明けの月曜日
球技大会の開会式で
誰よりも目立っていたのは
蒸し暑い体育館の壇上で
長い挨拶をする校長先生でも
「あの髪ヤバくない?」
「でもめちゃくちゃカッコいいんだけど」
学園の有名人4人組でもなく
「編入初日から球技大会なんて大変だね」
「めっちゃ体格いいよね~」
私の旧友だった。
指定のジャージ着てないし。
まだ持ってないんだね。
「イチヤくんは、見学するの?」
急にメンバーに入れてもらえるものなのかな。
「ピンチヒッターしてやるよ」
「上から目線……」
「で。男子なにやるんだ」
それすら知らないで参加してるの?
「ちょっとモモ」
実柑に腕を引っ張られ、耳打ちされる。
「あとで紹介してよね」
実柑のイケメンレーダーが久しぶりに作動した……!
球技大会の開会式で
誰よりも目立っていたのは
蒸し暑い体育館の壇上で
長い挨拶をする校長先生でも
「あの髪ヤバくない?」
「でもめちゃくちゃカッコいいんだけど」
学園の有名人4人組でもなく
「編入初日から球技大会なんて大変だね」
「めっちゃ体格いいよね~」
私の旧友だった。
指定のジャージ着てないし。
まだ持ってないんだね。
「イチヤくんは、見学するの?」
急にメンバーに入れてもらえるものなのかな。
「ピンチヒッターしてやるよ」
「上から目線……」
「で。男子なにやるんだ」
それすら知らないで参加してるの?
「ちょっとモモ」
実柑に腕を引っ張られ、耳打ちされる。
「あとで紹介してよね」
実柑のイケメンレーダーが久しぶりに作動した……!