はやく俺のモノになればいいのに


いいや


きっと君がどんな選択をしていたとしても


俺は君を、追いかけただろう。


俺はね、モモ


こんなこというと笑われてしまうかもしれないけれど


君と初めて繋がったとき

泣きそうなくらい幸せだった。


嘘じゃない。


ただ、その理由がわからなかった。


どうしてモモといると満たされるのか。


どうしてモモとのセックスは心地がいいのか。


終わったあと、いつまでも、抱きしめていたくなるのか。


どうしてモモと過ごす時間すべてが


小さなことから当たり前のことまで、かけがえのないものなのか。

< 400 / 553 >

この作品をシェア

pagetop