スイセン
麦野 帆嵩
〈麦野 帆嵩〉
「羽椛ちゃ〜ん!こっちの片付け、終わったよ」
越してきたばかりの賃貸の角部屋。
リビングに置く物の荷解きを終えた俺は、彼女のいる寝室に向かった。
「早いね!帆嵩くんありがとう」
振り返った彼女はニコッと笑って、「来て来て」と手招きする。
「カーテン付けるの、手伝って」
そう言って羽椛が選んだアイボリーカラーのカーテンを俺に渡す。
「任せろ」
ニコッと俺も笑って、カーテンを受け取った。
「ねえねえ、この部屋かリビングにお花飾りたいなぁ」
カーテン取り付け中の俺を見上げて、彼女は楽しそうに言う。
「良いんじゃない?近いうちにこの辺一緒に散歩して、花屋でも探そうか」
大きく頷いて、彼女は俺の背中に頭をくっつけた。
「…ありがとう」
「羽椛ちゃ〜ん!こっちの片付け、終わったよ」
越してきたばかりの賃貸の角部屋。
リビングに置く物の荷解きを終えた俺は、彼女のいる寝室に向かった。
「早いね!帆嵩くんありがとう」
振り返った彼女はニコッと笑って、「来て来て」と手招きする。
「カーテン付けるの、手伝って」
そう言って羽椛が選んだアイボリーカラーのカーテンを俺に渡す。
「任せろ」
ニコッと俺も笑って、カーテンを受け取った。
「ねえねえ、この部屋かリビングにお花飾りたいなぁ」
カーテン取り付け中の俺を見上げて、彼女は楽しそうに言う。
「良いんじゃない?近いうちにこの辺一緒に散歩して、花屋でも探そうか」
大きく頷いて、彼女は俺の背中に頭をくっつけた。
「…ありがとう」