スイセン
…次の日の夜20時過ぎ。とある居酒屋。

「ほんっと信じられなくない?!!!浮気だよ浮気!!!」

大学時代からの友達の(みお)は泣きながら生ビールを片手に話し続ける。
浮気は最低だな…。

「澪ってばいっつも浮気男に引っ掛かっちゃってるよね~~…」

「そうなんだよ…!!なんでいっつも変な男ばっか……」

ぐすぐすと伏せて涙を流す彼女を見て、心が痛む。

次こそはきっと、誠実な男性と結ばれますように…。

「は?これからも友達で居たい。だってさ!よくもまあそんなことが言えたもんよ!!」

自分のスマホの通知画面を見て、焼き鳥にかぶりつく澪。そして私は慰みの言葉をかける。

…そんなこんなで、飲みすぎてフラフラ状態の澪を自宅まで送り届けた。
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