鳴り響け、復活のソナタ



    三井 キョウコ
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「おかあさん!
ただい・・・・・・」


《~♪~♪♪♪~♪♪》


「・・・・わぁ~!
・・すごーい!!」


「・・・・あ!キョウコお帰りっ。」


「うんただいま!ねぇおかあさん!
もう1かいもう1かい!」


「じゃあキョウコも隣来て!」


「うん!」

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・・・・お母さん・・・・・・・






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「これはモーツァルトっていう有名な人が作曲したピアノソナタ、“ハ長調K.545”

ソナタの中でも簡単な曲だから、
キョウコの練習に使おうと思ってねっ。」


「“そなた”ってなに~?」


「そうだなぁ・・。

“鳴り響け~!”
っていう想いが込められた曲の事かなぁ。

だからキョウコも、
ただ音を鳴らすんじゃなくて、

聴いてくれる人の心に響くように、
演奏する場所を揺らすほどに、

鳴り響け!って願いを込めて弾くと、今よりもっともっと上手くなれるからねっ。」


「うんわかった!」


「・・・ってあ!!もうこんな時間!?
すぐご飯の準備するね!」

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