鳴り響け、復活のソナタ


「ウハハ、最後だ。
待たせたな死んだ魚。」


「・・・・・・・・・・・。」


「お前は“ナナ”・・と言いたい所だが、
ナナは人の名前っぽくてめんどくせぇ。

お前は“キョウコ”だ。」


「・・・・・・いいんですか?」


「ウハハ!お前も枠外だ。
パシリ2号として“ロク”よりも働け。」


「・・・・はい、分かりました。」



決して視線は逸らさなかった。

死んだ魚の目かもしれないけど、

不敵な笑みを浮かべたイッセイから絶対に視線を外さずに頷く。



「ウハハ、じゃあゴリよ、あれ映せ。」


部屋の照明が暗くなると、

私達が一列に並んでいた壁の反対側に、おっきくロゴのようなマークが映し出された。


「・・・fi☆ve・・・・。」


「ウハハ!お嬢さん達、お前らのグループ名は“ファイブスター”だ。

レギュラーは5人。補欠が2人。

ウハハ、どうだ部活みたいだろ?
青春みたいだろ?

俺もゴリも縁が無かった物だがなぁ。」


「「「「「「「・・・。」」」」」」」


「まずは俺の独断でお前らを順位付けた。

あとは今後のお前ら次第。

ゴリや俺が認めたら数字上げてやる。逆に気抜いてると数字下げるから気をつけろよ?


そしてレギュラーを脅かしてこその補欠だぜぃ?

ロクとキョウコは、こいつらを蹴落とす覚悟で這い上がってこい。」


「「「「「「「・・・。」」」」」」」

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