鳴り響け、復活のソナタ
――――――
「ちょっと~!
もらい泣きしちゃったじゃん!!」
良い意味で変な空気になってしまった食後のひととき。
リーダーの発声のおかげで、
ようやく私も頬を緩ますことが出来た。
「ごめんね~ロクちゃん。
キョウコの後で話しづらいかもだけど、
最後はロクちゃんで〆よ!」
「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」
「「「「「「・・・?」」」」」」
「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・ロクちゃん?大丈夫?」
「キョウコちゃんの話聞いて・・
・・・私も決心がついた・・。」
「「「「「「・・・?」」」」」」
「私も・・・・ずっとみんなに言い出せない事があって・・
でも・・キョウコちゃんが必死に吐き出してくれたから・・
私も・・みんなに隠し事なんてできない・・!」
ロクさんがすごく思い詰めた顔を・・
思えば私の話を聞いてくれてた時も、ロクさんだけは・・ずっと俯いていた気がする。
「ごめんなさい・・・。
みんなにも・・
イッセイにも・・
ゴリさんにも・・
【嘘】をついてました・・。」
「「「「「「・・・。」」」」」」