鳴り響け、復活のソナタ
「・・・ロク・・・前に出ろ・・。」
「・・・は、はい・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・。」
「てめぇ・・俺とゴリを欺きやがったな?」
「!?」
「「「「「「・・・。」」」」」」
ロクさんが名指しされ・・一歩前に出る。
この瞬間きっと私だけじゃなくて、
みんなの動悸が早くなる。
嫌な予感がする暇も無く、目の前では嫌な展開が始まろうとしていた。
でも・・どうして・・・?
どうしてイッセイにバレたの・・?
「ゴリよ。」
「あぁ。」
「アイドルを作ると決めた時、
俺は採用条件をなんて出した?」
「“処女”である事。
それを満たしていれば、
ブスでもデブでもババアでもいい。」
「ウハハ、キョウコに警察沙汰を起こされてまでも、
ゴリは忠実にスカウトを遂行したっていうのによぉ。
俺達も舐められたもんだなロクよぉ?」
「・・・・・・・・・・・・・・。」