鳴り響け、復活のソナタ


「・・【ゴ】・・・前に出ろ・・。」


「・・・・・・・・・・・・。」



・・・・ゴさん・・・?

イッセイがその名を呼んだ瞬間、

私の頭の中に思いつく中で、一番最悪のシナリオを想像してしまった・・。




「ゴよ・・てめぇは俺の逆鱗に触れた。」


「・・・・・・・・・。」


「ロクが処女じゃねぇ事を、
俺とゴリに【チクれば】、

ロクを辞めさせられるとでも思ったのか?


{私は人気投票最下位で、レギュラー落ちは時間の問題じゃないのか。でもイチ~ヨンに私が勝てる要素は無い。だったらロクとキョウコの“粗”を探して、補欠の2人だけには負けないようにしなければいいんだ。え?ロクは処女じゃない?それってfi☆veの資格を満たしてないって事じゃない?・・・これは使える・・}


とでも思ったのか?」


「・・・・・・・・・。」


「ウハハ!悪かったなぁ?
お前の思い通りの展開にならなくて。

さっきも言った通り、別にお前らがホントに純白かどうかなんざ、

大して重要でもないし、
俺の知ったことでもねぇんだよ。」


「・・・・・・・・・・・・・。」

< 144 / 248 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop